大人の階段
時は遡ること2022年2月13日、ボクは大人の階段を一段登った。
事の経緯は更に2月上旬まで遡る。
マッチングアプリを始めて1ヶ月、中々成果をあげることが出来ず苦悩していたところ、ふと旧知の仲である先輩が同じアプリをしていた事を思い出し、久しぶりの再会も兼ねて相談に乗ってもらおうと思い立った。
(マッチングアプリ編は後日より連載企画として投稿致します。乞うご期待!)
先輩K(以降、彼のことを先生と呼ぶ。)は二つ返事で予定を取り付けてくれた。
その時、先生はこう提案をした。
「HUBで飲んだあとセクキャバ行こうぜ?」
セクキャバ?この人は一体何を言っているのか。そもそも一体どんな所なのか。様々な疑問を抱いたまま、当日を迎えた。
先生とはボクが受験期の頃を最後に会っておらず、約2年ぶりの再会というわけだ。
(実は昨年の北海道一人旅の時、奇しくも同じ日に同じ場所にいたが都合があわず再会できず。)
それだけの期間が空くと積もる話もあるわけで、色々なことを話した。大学合格後のあれこれや抱えた病のことも。
そして本題のマッチングアプリだ。ボクよりも遥かに実績を上げている先生からの助言はとても参考になり、実際今でも活きている。
さて、HUBで飲みを終えたがメインイベントはここからという雰囲気で先生はボクを堂山へと連行した。何をされるか、何をすれば良いかも分からず不安のあまり道中で座り込んでしまうこともあった。ガチガチに緊張し表情も動きも終始固かった。目的地である堂山女学院へと到着。指名はせず40分間フリーコースを選ぶことにした。
飲み放題のレモンサワーをひと口。緊張で味も分からない。そうしている間に1人目の女の子がボクの元へとやってきた。
女の子「よろしくね〜✨」ボク「ぁ、ぁ、ぁぁ…」
陰キャか!キョドんな!メガネかけて服装すら気にしてないゴミみたいなオタクか!
女の子「こういう所初めて?」
そりゃそうだろぉぉぉぉぉ!!!!
制服姿の可愛い女の子にアタフタする。何をすれば良いかも分からずただ手を繋ぐ。
女の子「キスしよ?」はぁぁぁぁ!?(Ado並感)
ええんか?戸惑いつつもキスをすr…!?
まさか、この子舌を入れt…!?一瞬で蕩けた僕の脳みそ、頭の中お花畑とはまさにこの事か。
女の子「おっぱいも揉んだり吸ったりしていいんよ?」
うん……え?ちょいちょいちょい、え待って?
本…当にいいんですか?ねぇ。
他人の胸に触れる、他人の胸を吸う。これが許されてもいいのか、いいんです。
それを分かったならあとは早かった。嫌な現実を忘れ、ただひたすらに非日常を味わった。
2人目、3人目の女の子とも同じように過ごしているとあっという間に40分のお時間が。
相方である先生も延長なしとの事でこの日はここまで。
店を出たボクの顔はまるで別人のようで、表情もほぐれ動きも本来の人間らしい動きに。
先生はどうやらその反応が面白かったらしく大笑いしていた。
ってな訳で、ボクは無事大人への階段を1つのぼったわけだ。
ちなみに、この後も先輩とは何度もセクキャバへ行くことへなるのだがそれはまた別のお話。
次回は「裏・K滅の刃/飛田遊郭編」「イメチェン大作戦!!」「ボクのマッチングアプリアカデミア」
でお会いしましょう。
今回のひとこと:いい歳して独身の2次元オタクは惨め。